積ん読ブロガーK

読書が好きになる方法(を教えて下さい 笑)

【読書日記】人間ってやっぱり面白い!行動経済学まんが「ヘンテコノミクス」


突然ですが質問です。

質問.1
あなたは、スーパーにお菓子を買いに行きました。
どちらの商品を買いたいと思いますか?
① 従来の製品の90%の油分を使用したポテチ
② 従来の製品より油分を10%カットしたポテチ

質問.2
こんどはビール売り場です。
ビールも今はライトな時代へ
① なんと97%水分のビール
② アルコール分3%のビール

質問.3
あなたは、レストランへ食事に行きました。
どれを注文しますか?
① Aランチ 4500円
② Bランチ 3000円
③ Cランチ 1500円

どうでしたでしょうか?
おそらく、全ての答えが②になった方が多いのではないでしょうか?


この問題は、行動経済学(従来の経済学では説明しきれない人間の経済行動を人間の心理という視点から解明しようとする新しい経済学)に基づいて出された問題です。


問題の1と2は、言い方を変えただけでどちらも同じ情報ですよね。この現象をフレーミング効果」といい、
質問.3のように3段階の選択肢を提示されると一番上や下という極端な選択を回避して無難な選択をすることを「極端回避性」と言うそうです。


行動経済学には興味深いテーマがたくさんあります。
しかし、経済学=難しいと思っていませんか?正直、僕はそう思っていました。


そんな僕やあなたみたいな人に読んでもらいたいのが、
行動経済学まんが ヘンテコノミクス』です。
行動経済学が漫画を使って分かり易く説明されています。

23話のコマ漫画と文章での説明が11個、合計34の行動経済学のテーマが掲載されています。
なるほどと思う事はもちろん、普段の生活でも感じたことがあるような内容もあり、きっと行動経済学が身近に感じられるのではないかと思います。


あなたも、楽しく勉強してみませんか?


行動経済学まんが ヘンテコノミクス



余談になりますが、この本の原作者の一人、佐藤雅彦さんですが、初代プレイステーションのゲームソフト「IQ」を手がけられたり、20年程前に大流行した「だんご3兄弟」の作詞・プロデュースもされた方だそうで、そちらの方もかなり興味深かったです。